おゆき堂通信vol.2

2026年2月28日に発行された「おゆき堂通信」のWEB版です。
天野潤平 2026.03.03
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終着点なき落下の世界。これが私たちが入りこんでしまった世界の状態なのではないか。この落下には落ちゆく先、つまり「根底」あるいは「どん底」がないのではなかろうか。着地すべき底なしの事態なのではないか。

市村弘正さんのエッセイ「落下する世界」より(『小さなものの諸形態』)。ここ数カ月、この文章が常に頭の中にありました。様々な人が往来する街の書店ですから、当然色々な考えをもった方がいるはずです。わたしは現在の与党には投票しませんでしたが、投じた先がどこであれ、政治が私たちに対してこれから何を行なっていくのか、皆で見ていきましょうね。暮らしがよくなるといいのですが。

と冷静に書いてはみたもの、やっぱり個人としては選挙以降だいぶへこみました。でもそういうときに、手を動かしながら、皆さんにこうして話しかけられる場(=おゆき堂)があってよかったなあ、とも思いました。

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